興信所と探偵の違いとは?浮気調査の相談はどちらにすべきか

興信所と探偵の違いとは?浮気調査の相談はどちらにすべきか 探偵の選び方
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「探偵社」「興信所」…
インターネットで検索していると、この二つの言葉が、まるで同じ意味のように使われていることに、あなたは少し混乱しているかもしれませんね。

「どっちも、同じような調査をしてくれるの?」
「浮気調査の相談は、どちらにするのが正解なの?」

その疑問、とてもよく分かります。
かつての私も、そうでしたから。言葉の違いが分からないだけで、何だか足元を見られてしまうような、余計な不安を感じていました。

こんにちは、みさきです。
この記事を読めば、あなたはもう、その小さな疑問に悩まされることはありません。
二つの言葉の「歴史的な違い」と、「現在の本当の関係」、そして、あなたが本当に信頼できるパートナーを見つけるための、最も重要なチェックポイントを、世界一分かりやすく解説しますね。

結論:今の時代、「名称」で選ぶのは間違いです

いきなり、以前の常識を覆すような結論からお伝えします。
もし、あなたが「夫の浮気調査」を依頼したいのであれば、「探偵社」か「興信所」か、という名称で選ぶのは、もはや正しい判断基準ではありません。

なぜ、そう言い切れるのか。
その理由を、これから丁寧にお話ししていきますね。大切なのは、看板の名前ではなく、その「中身」を見抜く力です。

かつては、全く違う仕事だった「探偵」と「興信所」

実は、ほんの少し前まで、この二つは全く別の専門分野を持つ、異なる職業でした。その歴史を知ると、今の状況がすっきりと理解できますよ。

  • 興信所(こうしんじょ)とは?
    • もともとの専門分野:企業の信用調査
    • 明治時代、近代的な経済取引が活発になる中で生まれた、日本独特の業態です。主な仕事は、取引先の経営状態や個人の資産といった「信用状態」を調べることでした。銀行などが安全な取引を行うための、いわば経済のインフラを支える役割を担っていたのです。
  • 探偵(たんてい)とは?
    • もともとの専門分野:個人の行動調査
    • こちらは、海外から入ってきた概念です。小説のシャーロック・ホームズをイメージすると分かりやすいかもしれません。主な仕事は、家出人の捜索や、個人の素行調査、そして「浮気調査」といった、個人のプライベートな行動を秘密裏に調べることでした。

つまり、昔は、「お金や信用のことは興信所、個人の行動のことは探偵」という、比較的明確な棲み分けがあったのです。

今は、法律上「同じ」お仕事です

では、なぜ、今はこんなに曖昧になってしまったのでしょうか。
その答えは、「探偵業法」という、一つの法律にあります。

2007年に施行されたこの法律によって、これまでバラバラだった調査業が、すべて「探偵業」という一つの枠組みで、同じルールのもとに規制されることになりました。

この法律のおかげで、

  • 興信所も、探偵社も、法律上はどちらも同じ「探偵業者」
  • どちらの名称を名乗るにせよ、公安委員会への届出がなければ営業できない
  • どちらも、同じ「守秘義務」や「契約時のルール」を守らなければならない

ということになったのです。
その結果、多くの興信所が浮気調査を手掛け、探偵社が企業調査を行うことも当たり前になり、両者の業務内容に実質的な違いはほぼなくなりました。これが、「どっちも同じに見える」ことの、本当の理由です。

では、なぜ今も二つの名前が?その本当の理由

法律上は同じでも、なぜ二つの名称が今も使われているのでしょうか。
それは、それぞれの会社が持つ「歴史的なイメージ」や「ブランディング戦略」によるものが大きいです。

お医者さんの例えはもう合いません。これは、「内科」と「外科」の違いではなく、「〇〇総合病院」と「△△メディカルセンター」という名前の違いのようなものです。どちらの名前だからといって、心臓外科手術の腕が決まるわけではありませんよね。

  • 「興信所」という名称が与えるイメージ
    • 「信用」「信頼」という言葉に由来し、100年以上の歴史を持つため、堅実で重厚な印象を与えます。企業調査も扱う総合的な調査機関というブランドイメージを重視する会社が使う傾向があります。
  • 「探偵社」という名称が与えるイメージ
    • 「行動調査」や「証拠収集」のプロフェッショナルという、より専門的でシャープな印象を与えます。特に個人のプライベートな問題解決に特化しているイメージを打ち出したい会社が選ぶことが多いです。

つまり、名称は能力の違いではなく、会社が顧客にどう見られたいかという「方針」の違いでしかないのです。

まとめ:本当に見るべきは「看板」ではなく「中身」です

もう一度、結論です。
あなたが今、パートナーの浮気に悩み、確かな証拠を手に入れたいと願うなら、選ぶべきは「探偵社」や「興信所」という名称ではありません。

あなたが選ぶべきパートナーは、法律を遵守し、透明性の高い料金体系を持ち、あなたの悩みに真摯に寄り添ってくれる「優良な調査業者」です。
その業者を見抜くために、以下のチェックリストを必ず確認してください。

失敗しない探偵・興信所の選び方【重要チェックリスト】

  • 公安委員会への届出があるか?
    • 事務所やウェブサイトの見やすい場所に「探偵業届出番号」が記載された「標識」が掲示されているか必ず確認しましょう。これは法律で定められた最低限の義務です。
  • 事務所は実在するか?
    • 相談時に喫茶店などを指定するのではなく、プライバシーが守られた事務所で面談してくれるかを確認しましょう。
  • 料金体系は明確か?
    • 契約前に、調査員の人数、時間、機材費、交通費など、詳細な内訳が書かれた見積書を提示してくれるか確認します。追加料金が発生する条件も必ず書面で確認してください。
  • 契約を急かさないか?
    • あなたの不安を煽り、その場で契約を迫るような業者は危険です。親身に話を聞き、調査のリスクや限界についても正直に説明してくれる業者を選びましょう。
  • 調査報告書のサンプルを見せてくれるか?
    • 裁判でも使える質の高い証拠とは、日時や場所、行動が詳細に記録され、鮮明な写真が添付された報告書です。契約前にサンプルを見せてもらい、その品質を確認しましょう。

どうか、あなたの最もデリケートな悩みを、看板の名前ではなく、その分野で最高の「専門家」に、相談してあげてくださいね。


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