調査報告書という、重い真実を受け取った、あなたへ。
今、あなたの心は、これからどうすればいいのかという、途方もない不安で、いっぱいかもしれませんね。
「証拠はある。でも、弁護士って、どうやって探せばいいの?」
「このぐちゃぐちゃの心を、誰に相談すれば…?」
その気持ち、痛いほど分かります。
調査が終わった瞬間、探偵社からの連絡はぱったりと途絶え、私は、広大な荒野に、たった一人で置き去りにされたような、深い孤独を感じました。
こんにちは、みさきです。
探偵選びで最も大切なのは、調査力や料金だけではありません。
あなたが、真実を知った後の、最も辛く、最も孤独な時期に、法的な一線を守りながら、あなたの手を離さず、最後まで寄り添ってくれるかどうか。
その「アフターフォロー」の姿勢こそが、本当に信頼できるパートナー探偵社であることの、何よりの証なのです。
しかし、その「アフターフォロー」には、あなたの未来を危険に晒す「落とし穴」も潜んでいます。この記事では、あなたがそんな「最後の最後まで、あなたの味方でいてくれる」探偵社を、法的なリスクを避けて見つけるための、具体的なチェックポイントをお話しします。
そもそも「アフターフォロー」って、何をしてくれるの?
アフターフォローとは、単なる「お疲れ様でした」という挨拶ではありません。
それは、あなたが手にした証拠を元に、あなたの望む未来を実現するための、専門家への「橋渡し」をしてくれる、極めて重要なサポートのことです。
具体的には、主に以下の3つのサポートが考えられますが、それぞれに重要な注意点があります。
- 法的なサポート(弁護士の紹介など)
- 注意点: 紹介の仕方が不適切だと、弁護士法に抵触する「非弁提携」という問題につながる可能性があります。
- 精神的なサポート(カウンセラーの紹介など)
- 注意点: カウンセラーが法的なアドバイスを行うことは許されていません。
- 未来のためのサポート(誓約書の作成支援など)
- 【最重要注意点】: 探偵社自身が書類作成や内容のアドバイスを行うことは、弁護士法違反(非弁行為)となる可能性が極めて高い、非常に危険なサービスです。
「調査だけしてくれれば、それでいい」
かつての私も、そう思っていました。
でも、いざ、一人で弁護士を探し始めた時の、あの途方もない労力と精神的な消耗を経験した今なら、断言できます。
「正しい」サポートの有無が、あなたの未来を、大きく左右する、と。
アフターフォローで探偵社を見極める「3つのチェックポイント」
では、どうすれば、安全で信頼できる探偵社を見つけられるのでしょうか。
無料相談の場で、以下の3つのポイントを、あなたの目で厳しく確認してみてください。
1. 提携している「弁護士」の紹介方法が、誠実かつ合法的か
これが、最も重要で、そして、最も注意が必要なポイントです。弁護士の紹介自体は違法ではありませんが、その裏に不適切な金銭関係がないかを見極める必要があります。
- 確認すべき探偵社の特徴◎
- 離婚問題や男女問題に専門特化した、実績のある弁護士を知っている。
- 弁護士の紹介を「無料」で行ってくれる(紹介料を探偵社が受け取ることは違法です)。
- あなたの状況を聞いた上で、「〇〇先生は、こういう事例に強いですよ」と、複数の選択肢を提示してくれる。
- 紹介する弁護士との間に、紹介料などの金銭的なやり取りがないことを明確に説明できる。
- 注意すべき探偵社の特徴△
- 「うちが提携している先生でないとダメだ」と、特定の弁護士を強く勧めてくる。
- 弁護士の紹介が有料であったり、紹介料について曖昧な説明をしたりする。
- これらの行為は、弁護士が紹介元(探偵社)に金銭を支払い、依頼者の利益よりも探偵社の利益を優先しかねない「非弁提携」という違法行為の可能性があります。紹介された弁護士が、本当にあなたの利益を最優先にしてくれるのか、あなた自身の目で見極める姿勢が大切です。
2. 「心のケア」の役割を、正しく理解しているか
あなたの傷ついた心は、法的な解決だけでは、決して癒えません。
そのことを、本当に理解してくれているかどうか。
- 良い探偵社の特徴◎
- 夫婦関係の修復を目指す人のために、夫婦カウンセラーや心理カウンセラーを紹介する体制が整っている。
- 調査中だけでなく、調査後も、担当者が定期的に「その後、お変わりないですか?」と、精神的な支えになってくれる。
- みさきの視点
- 調査報告書は、あなたの心を深く傷つける「刃」にもなります。その刃を渡すだけでなく、その傷を癒すための「薬箱」まで用意してくれる。その姿勢こそが、本当の優しさだと、私は思います。
- ただし、忘れないでください。カウンセラーの役割は、あくまであなたの心をケアすることです。「離婚すべきか」「慰謝料はいくら取れるか」といった法的なアドバイスを探偵社のスタッフやカウンセラーがすることは、弁護士法違反にあたる可能性があります。心の相談と、法律の相談は、はっきりと分けて考えましょう。
3. 「示談書」や「誓約書」の作成に、手を出さないか
特に、離婚せずに慰謝料請求をする、という道を選んだあなたにとって。
相手と交わす「示談書」や「誓約書」は、あなたの未来を守るための、極めて重要な「盾」となります。しかし、この作成サポートには最大の危険が潜んでいます。
- 絶対に避けるべき探偵社の特徴×
- 弁護士監修を謳い、法的に有効な示談書や誓約書の「雛形」を用意してくる。
- 書類に盛り込むべき内容(「接触禁止条項」「違約金」など)について、具体的なアドバイスをしてくる。
- 「書類の作成は、ご自身で」と突き放し、インターネット上のテンプレートを安易に勧めてくる。
- なぜ危険なのか?
- 弁護士資格のない探偵社が、報酬を得る目的で、示談書のような法律文書の作成や、内容に関する助言を行うことは「非弁行為」として弁護士法で固く禁じられています。
- そのような探偵社が作成した書類は、法的に無効になる可能性さえあります。あなたの未来を守る「盾」になるどころか、何の役にも立たない紙切れになりかねません。
- 示談書や誓約書の作成は、必ず弁護士に依頼してください。
まとめ:あなたの「その後」を法的に正しく導いてくれるのが、本物のプロ
探偵社との関係は、調査報告書を受け取った瞬間に、終わるべきではありません。
あなたが、その報告書を手に、法律の専門家へとバトンを渡し、そして、新しい人生の一歩を、自分の足で、力強く踏み出すその瞬間まで。
あなたの「その後」のことまで、自分のことのように親身になって考えてくれる。そして何より、法律の境界線を正しく理解し、あなたを危険な道に誘い込まず、安全に専門家へと橋渡ししてくれる。
それこそが、あなたが、あなたの人生で最も過酷な時期を共に戦うパートナーとして選ぶべき、本物のプロフェッショナルなのです。
どうか、私たちの比較記事をもう一度見返す時も、この「アフターフォローの法的リスク」という、冷静な視点を、忘れないでくださいね。
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