Perplexityは学習に使われる?AI Data Retention・履歴・削除【2026年】

PerplexityのAI学習、履歴、メモリ、ファイル、共有範囲を別々に管理する図 AI・Webサービス
AI Data Retention、History、Memory、ファイル保持、共有範囲を分けて確認

PerplexityのFree・Pro・Maxでは、検索や会話のデータをAIモデル改善に使う設定が初期状態で有効です。使わせたくない場合は、Settings(設定)→ Preferences → Artificial IntelligenceにあるAI Data Retentionをオフにします。

確認日:2026年9月15日。ここで重要なのは、AI Data Retentionをオフにしても、履歴や保存済みメモリが自動削除されるわけではないことです。AI学習への利用、履歴、メモリ、ファイル保持、公開共有を別々に確認します。

結論:設定は5つに分けて確認する

確認項目何を管理するか主な操作
AI Data Retention今後のデータをPerplexityのAIモデル改善に使うかPreferencesでオフ
検索履歴過去のセッションを保存・参照するかHistoryで削除、Memoryで参照をオフ
保存済みメモリ好みや情報を将来の回答に使うかMemoryで停止・個別削除・全削除
ファイルアップロード内容の保持セッションまたはProjectを削除
共有範囲リンクを知る人がセッションや添付を見られるかPrivateを選ぶ
1つのスイッチですべてが消える仕組みではありません。

機密情報を入力してから設定を探すのではなく、利用前に設定と共有範囲を確認してください。会社・学校の情報は、自分の判断だけで入力せず、所属先の規則と管理者設定を優先します。

AI Data Retentionをオフにする手順

  1. Perplexityにログインし、アカウントのSettingsを開く
  2. Preferencesを開く
  3. Artificial Intelligence内のAI Data Retentionを確認する
  4. AIモデル改善への利用を望まない場合はオフにする
  5. 設定後にもう一度画面を開き、オフの状態が保存されているか確認する

公式案内では、Free・Pro・MaxのAI Data Retentionは初期状態で有効です。オフにすると、オフにした日以降に収集されるデータをAIモデル改善へ使う対象から外せます。

オプトアウトは過去へさかのぼりません。以前に学習用として収集されたデータを、このスイッチで削除することはできないと案内されています。また、オフにしてもサービス提供、法令対応、製品改善に必要な処理まで止まるわけではなく、Perplexityの基本機能は引き続き利用できます。

外部のAIモデル提供会社が学習するわけではない

PerplexityはOpenAIやAnthropicなど複数のモデルを使いますが、公式案内では、第三者モデル提供会社との契約により、Perplexityから渡されたデータを外部モデルの学習へ使うことは禁止されています。

これは、Perplexity自身のAIモデル改善設定とは別の話です。個人向けアカウントではAI Data Retentionを確認し、外部モデルについてはPerplexityと提供会社の契約上の保護が適用される、という二段階で理解してください。

履歴はAI学習設定とは別に保存される

通常モードで作成したセッションには、最初の質問、追加質問、回答、参照した情報源が含まれます。公式案内では、セッションはHistoryに期限を定めず保存され、個別または一括で削除できます。

  • 個別削除:対象セッションのメニューから削除する
  • 一括削除:LibraryのSessions欄にあるメニューからDelete sessionsを選ぶ
  • Project:対象Projectのメニューから削除する
  • 注意:削除したセッションやProjectは元に戻せない

AI Data Retentionをオフにするだけでは、Historyにある過去のセッションは消えません。履歴を残したくない場合は、履歴側でも削除操作が必要です。

一度限りの検索はIncognitoを使う

ログイン中に履歴へ残したくない検索をするときは、プロフィールメニューまたは新規タスク画面からIncognitoへ切り替えます。Incognitoの検索は保存されず、閉じたセッションは復元できません。メモリと検索履歴の参照もオフになり、質問はメモリへ使われません。

ログインしていない状態のセッションは初めから匿名として扱われるため、公式案内ではIncognitoへの切り替えは不要とされています。ただし「保存されない」ことと「機密情報を入力して安全である」ことは同じではありません。パスワード、認証情報、未公開の個人情報などは入力しないでください。

メモリと検索履歴の参照は別々に止める

PerplexityのMemoryは、会話を越えて好みや情報を回答へ反映する機能です。Settings → Memoryでは、次の項目を別々に管理できます。

  • Use search history:過去の質問と回答を新しい回答で参照する
  • Notes:会話から得た好みや情報を保存して参照する
  • Manage memories:保存済みメモリを検索、編集、個別削除、全削除する
  • Brain:Max向けに構造化された作業記憶を管理する

Memoryをオフにしても、既存のメモリは自動削除されません。今後の回答で参照させない設定と、保存済みデータの削除は別操作です。削除したメモリは今後の回答に使われなくなりますが、安全確認や不具合調査、同じメモリの再作成防止のため、消去記録が最大30日保持される場合があります。

メモリ内容をモデル改善へ使わせるかは、Memory画面ではなくAI Data Retentionで管理します。履歴参照、メモリ保存、AI学習への利用を同じ設定だと考えないことが重要です。

アップロードしたファイルは保存場所で保持期間が違う

保存場所公式の保持案内すぐ削除したい場合
個人向けセッション30日添付したセッション全体を削除
Enterpriseのセッション7日セッション削除または管理者ポリシー
Projects削除するまで保持Projectまたは対象データを削除
個人ファイル保管領域削除するまで保持保管領域から削除
セッションのファイル内容が期限後に読めなくなっても、過去の質問と回答の文脈はセッションに残る場合があります。

セッションへ添付したファイルだけを直ちに削除したい場合、公式案内ではセッション全体の削除が必要です。さらに、セッションを「Anyone with the link」で公開すると、リンクを知る人は添付画像やファイルも見たり取得したりできます。共有前にPrivateになっていることを確認してください。

アカウント削除は履歴・設定をまとめて消す操作

アカウント設定から削除を開始すると、プロフィール、設定、検索履歴、セッション、共有したコンテンツを含む個人データが対象になります。公式案内では、アカウントと個人データは30日以内に完全削除されます。

削除完了前に再ログインすると、削除申請が取り消されてアカウントが再有効化されます。完了後は元に戻せません。Proなどを契約している場合、アカウント削除だけで課金が止まると考えず、先に契約した場所で解約を確認してください。解約場所はPerplexity無料版とProの違いで整理しています。

Enterpriseは学習利用なし。ただし管理者設定も確認する

Enterprise Pro・Enterprise Maxのデータは、PerplexityのAIモデル学習に使われません。第三者モデル提供会社ともZero Data RetentionとZero Data Trainingの契約があると案内されています。Enterprise契約が一時的に支払い遅延となっても学習不使用の保護は維持されますが、Freeなど個人向けへダウングレードすると個人向けポリシーへ切り替わります。

50席以上のEnterprise Pro組織、またはEnterprise Maxを1席以上持つ組織では、管理者がセッション保持期間やIncognitoの強制を設定できます。保持期間はセッション作成日ではなく、最後に活動した日から数えます。短い期間へ変更すると対象セッションがすぐ利用できなくなり、復元できないため、管理者は変更前に影響範囲を確認する必要があります。

EnterpriseのMemoryは組織に帰属し、管理者が機能を無効にできます。個人利用と同じ画面が見えても、所属組織の保持・共有・監査ルールが優先される点に注意してください。

5分で見直すチェックリスト

  1. Settings → PreferencesでAI Data Retentionを確認する
  2. Settings → MemoryでUse search history、Notes、Brainの状態を確認する
  3. Manage memoriesで不要な保存済みメモリを削除する
  4. Historyで不要なセッションとProjectを削除する
  5. 共有中のセッションがPrivateか、添付ファイルを含めて再確認する
  6. 今後履歴へ残したくない一時検索はIncognitoで開始する

まずAI Data Retentionを確認し、その後に履歴、メモリ、ファイル、共有範囲を順に見れば、設定の役割を混同しにくくなります。

料金・機能と他サービスの設定も確認する

プラン全体はPerplexityの料金プラン比較で確認できます。他サービスの扱いと比べたい場合は、Geminiのデータ利用設定Claudeのデータ利用設定Microsoft Copilotの履歴・メモリ・削除も確認してください。

公式情報

まとめ

Free・Pro・MaxでAIモデル改善への利用を止めるなら、PreferencesのAI Data Retentionをオフにします。ただし変更は今後収集されるデータが対象で、過去の学習用データ、History、保存済みメモリ、ファイルをまとめて削除する操作ではありません。

履歴はHistory、メモリはSettings → Memory、ファイルは保存場所、共有はセッションの公開範囲で個別に管理します。一時的な検索はIncognitoを使い、会社・学校の情報はEnterpriseの有無だけで判断せず、所属先の管理規則も確認してください。

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