「もし、調査がバレたら…?」
「夫に気づかれて、逆上されたら、私たちの関係は、もう本当におしまいだ…」
探偵への依頼を決意した、あるいは、まさに今、依頼しているあなたの心に、その恐怖は、冷たい影のように、常にまとわりついているかもしれませんね。
その恐怖で、夜も眠れない気持ち。痛いほど、分かります。
こんにちは、みさきです。
私も、そうでした。最初の、あの悪徳探偵に依頼していた時、私は毎日、調査の成功よりも、むしろ「失敗」のことばかりを考えて、生きた心地がしませんでした。
ですが、どうか、少しだけ落ち着いてください。
この記事を最後まで読めば、その漠然とした恐怖の「正体」が分かり、あなたが、その恐怖とリスクを、あなた自身の力で、コントロールできるようになるはずです。
浮気調査の失敗には、必ず、明確な「理由」があります。そして、私がかつて知らなかった、もっと深刻な「失敗」の形があることも、正直にお伝えします。
結論:プロの調査がバレる確率は低い。でも、本当の「失敗」は他にある
いきなり、厳しい現実からお伝えします。かつての私のように、あなたに遠回りをしてほしくないからです。
あなたが、信頼できるプロの探偵社を選んでいるのであれば、調査が対象者(夫)にバレてしまう確率は、確かに低いと言えます。
なぜなら、彼らは、
- 法律を遵守した、数多くの調査経験と技術
- 対象者に気づかれにくい、特殊な撮影機材
- 複数人体制での、緻密なチームワーク
といった、素人には決して真似のできない、専門的なスキルを持っているからです。
では、なぜ、それでも「調査の失敗」という話が、世の中からなくならないのでしょうか?
それは、多くの人が考える「失敗=バレること」という認識が、実は不十分だからです。本当の失敗は、これからお話しする「3つの典型的なケース」と、それに関連する「お金と証拠の落とし穴」に潜んでいます。
そして、そのほとんどは、あなたが、事前に知っておくことで、避けることができるものなのです。
探偵の調査が失敗する、典型的な「3つのケース」
ケース1:悪徳・未熟な探偵に、依頼してしまった
これが、最も多く、そして、最も悲劇的なケースです。消費者庁や国民生活センターにも、探偵業者とのトラブル相談が毎年数多く寄せられており、これは本当に深刻な問題です。
- なぜ、バレる、あるいは失敗するのか?
- 尾行が、素人レベルで下手。(一度でも気づかれれば、警戒されて二度と証拠は撮れません)
- 報告書が、証拠として使えない。(顔が不鮮明、ラブホテルへの出入りがないなど、法的に意味のない写真しか撮れない)
- 平気で違法な調査を行う。(無断でGPSを設置する、住居に侵入するなど。発覚すれば依頼したあなたも責任を問われる可能性があります)
- そもそも、秘密を守る意識が低い。(調査のことが、どこかから漏れてしまう)
かつての私のように、「料金が安いから」という理由だけで選ぶのは絶対にやめてください。探偵業は届出さえすれば開業できるため、残念ながら技術も倫理観も足りない業者が存在するのです。
【私が最初の失敗の後、血の滲む思いで作った「お守り」チェックリスト】
私が最初に騙されたのは、主に複雑な料金体系と「絶対に解決できる」という甘い言葉でした。でも、後から必死で法律などを調べると、危険なサインは他にもたくさんあったんです。あなたには、その全てを知っておいてほしい。だから、私が次に探偵を探すときに「これだけは絶対に確認する」と心に誓ったリストを、共有しますね。
チェック項目 確認方法と「ここが危ない!」サイン ① 公安委員会の届出はある? 【確認】 事務所の見やすい場所とウェブサイトに「探偵業届出証明書番号」が書かれた「標識」があるか見ます。
【危険!】 事務所での面談を避け、喫茶店などを指定する業者は要注意です。② 契約前に書面で詳しい説明がある? 【確認】 契約前に「重要事項説明書」、契約時には「契約書」を渡してくれて、料金(追加料金は?)、調査方法、解約のことなどを丁寧に説明してくれるか確認します。
【危険!】 口だけの説明で契約を急がせるのは本当に危ないです。③「成功」って何のことかハッキリしてる? 【確認】 あなたの目的(例:裁判で使える証拠がほしい)を伝え、何をもって「成功」とするか、お互いに確認しましょう。
【危険!】 「浮気の有無が分かれば成功です」など、都合のいい解釈をする業者は、成果がなくてもお金を請求してくる可能性があります。④ 法律違反の約束をしてない? 【確認】 探偵のお仕事は調査と報告だけです。
【危険!】 「慰謝料を必ず取り返します」「相手と交渉します」といった約束は、法律で禁止されている行為(非弁行為)です。
ケース2:依頼者である「あなた」の言動が、きっかけになってしまう
これは、私が直接経験したわけではないのですが、後から誠実な探偵さんや専門家の方に教えてもらって、本当に肝が冷えた話です。実は、私も焦りから、これに近い間違いを犯してしまいそうになりました…。
調査がバレてしまう、もう一つの大きな原因。それは、依頼をした後の、あなたの、ほんの少しの「態度の変化」や「行き過ぎた行動」なのです。
心理的なNG行動(怪しまれるきっかけ)
- 急に、夫に優しくなる、または、冷たくなる。(罪悪感や怒りから、態度が不自然に変わってしまう)
- 夫のスケジュールを、根掘り葉掘り聞く。(「明日は、本当に会議なの?」など、疑うような質問をしてしまう)
- 探偵との契約書や、PCの検索履歴を放置する。(物理的に発覚する一番多い原因です)
分かります。「いつも通りに、なんて、できるわけがない」という気持ち。私もそうでした。
ですが、どうか、この一点だけ、心に誓ってください。「プロに任せた以上、私は、女優になる」と。あなたのその、いつもと変わらない「日常」こそが、調査の成功を支える、最高のカモフラージュになるのです。
法的なNG行動(あなたが加害者になりかねない危険な一線)
さらに、不安や焦りから、絶対に越えてはならない一線があります。それは、あなた自身が違法な調査をしてしまうことです。
- スマホに監視アプリを入れる → 不正アクセス禁止法違反の可能性
- 車に無断でGPSを設置する → プライバシー侵害、ストーカー規制法違反の可能性
- 寝室にボイスレコーダーを仕掛ける → プライバシー侵害で逆に訴えられる可能性
これらの行為で得た証拠は、裁判で認められないばかりか、相手から損害賠償を請求されるリスクを負います。本来、優位に進められるはずの立場が、一転して不利になってしまうのです。絶対に、ご自身での違法な調査は行わないでください。
ケース3:夫の「警戒心」が、異常に高い
これも、後から学んだ、調査が難しくなるケースです。あなたにも、誠実なプロの探偵にも、直接の非がない場合もあります。
- どういう状況か?
- 過去に、あなたが夫を問い詰めたことがあり、夫が、常にあなたを疑っている。
- 夫の職業柄(警察官、同業者など)、尾行や張り込みに対する知識がある。
- 夫が、もともと、極度に用心深く、神経質な性格。
プロの探偵は、こうした対象者への調査も想定しています。調査員の人数を増やし(4名以上)、頻繁に交代させたり、商用車に偽装した車両を使ったりと、より高度な技術で対応します。
しかし、それは調査費用が通常の2倍、3倍、あるいはそれ以上に膨れ上がることを意味します。通常の調査なら50万円で済んだものが、100万円を超えてくることも珍しくありません。
無料相談の場で、「実は、一度問い詰めたことがあり、夫は非常に警戒心が強いのですが、その場合、費用はどれくらい変わりますか?」と、正直に、具体的に伝えること。その一言が、後の「こんなはずじゃなかった」という金銭的な破綻を防ぐ、重要な鍵になります。
賢く依頼するために知っておきたい「お金と証拠」の話
そして、これが、かつての私が全く分かっていなかった、一番大切なことです。多くの人が陥る落とし穴、それは「調査の目的」と「費用対効果」を見誤ることです。
探偵の「成功」と、あなたの「成功」は違う
あなたが慰謝料や離婚を考えているなら、あなたの「成功」は「裁判で通用する、法的に有効な不貞行為(肉体関係)の証拠」を手に入れることです。具体的には、二人がラブホテルに出入りする、顔が鮮明に写った写真や映像などです。
しかし、探偵社によっては「対象者が浮気していなかったことを確認した(空振り)」だけでも「成功」とみなし、料金を請求する場合があります。契約前に「成功の定義」を具体的にすり合わせることが、極めて重要です。
調査費用は、ほぼ「戻ってこない」
これが最も重要な現実かもしれません。探偵の調査費用は、数十万円から、時には100万円を超えることもあります。しかし、たとえ裁判で勝訴しても、相手に請求できる調査費用は、実際に支払った額のうち10万円~30万円程度というのが実情のようです。
つまり、調査費用の大半は、あなたの自己負担となるのです。この事実を知らずに調査を依頼するのは、経済的にとても大きな決断になります。
まとめ:あなたの「賢い選択」が、未来を守る
もう一度、大切なことなので繰り返します。
調査の失敗は、単に「バレる」ことだけではありません。
本当の失敗は、
- あなたが、正しい知識なく「悪徳業者」という間違いを犯した時。
- あなたが、焦りから「不自然な言動」や「違法な行動」を取ってしまった時。
- あなたが、「費用対効果」という現実を知らずに、大きな決断をしてしまった時。
に、起こるのです。
だからこそ、後悔しないためには、あなた自身が正しい知識で『誠実な探偵』を見抜く力をつけることが、何よりも大切なのです。
どうか、この記事で得た知識を「お守り」にして、あなたの未来を切り開くための、最良のパートナー(探偵)を見つけてくださいね。あなたのその賢明な選択と、ほんの少しの勇気が、未来への道を確実なものにすると、私は信じています。
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