Microsoft Copilotのメモリ・履歴を削除する方法|学習設定との違い【2026年】

個人向けCopilot、Microsoft 365、職場・学校アカウントの学習・履歴・管理の違いを示す図 AI・Webサービス
Copilotの基盤モデル学習、履歴・メモリ、組織管理を分けて確認

Microsoft Copilotのメモリを消すには、個人向けCopilotで「設定」→「個人用設定」→「保存済みメモリ」の「管理」へ進みます。メモリ機能をオフにするだけでは、すでに保存された内容は消えません。チャット履歴も別に削除する必要があります。

確認日:2026年10月1日。検索で多かった「Copilot メモリ削除」に先に答えたうえで、2026年8月18日から提供された新しい個人向けCopilot、更新前アプリ、Microsoft 365アプリ、職場・学校アカウントの違いをMicrosoft公式情報から整理します。

結論:メモリ削除と履歴削除は別の操作

  • 保存済みメモリ:設定の「個人用設定」から個別削除または全削除する。機能をオフにするだけでは既存メモリは消えない
  • 1件のチャット:チャット一覧のメニューから削除する
  • 個人向けCopilotの全履歴:Microsoftアカウントのプライバシーダッシュボードで削除する
  • 職場・学校アカウント:My Accountから削除要求を出せるが、組織の保持・監査方針も適用される
  • 更新前のCopilotアプリ:会話をモデル学習へ使うか選ぶ旧設定がある。新しい版の設定画面と混同しない

モデル学習、チャット履歴、保存済みメモリ、組織の監査は別の管理対象です。新しい個人向けCopilotの現行プライバシー設定ページは、メモリ、共有エクスペリエンス、履歴、ウェブ検索、広告、Edgeデータの管理を案内しています。更新前アプリにある学習設定を、そのまま新しい版へ当てはめないでください。

3つの利用環境でデータの扱いを比較

利用環境履歴・メモリモデル学習の確認確認しておくこと
新しい個人向けCopilotアプリチャット履歴と保存済みメモリを本人が別々に管理現行の新しい版の設定案内には、旧版の「会話の学習」切替は掲載されていない履歴削除とメモリ削除は別操作
家庭向けMicrosoft 365アプリアプリによって履歴の見え方が異なるプロンプト、回答、ファイル内容を基盤モデル学習に使わない接続エクスペリエンスを切るとCopilotも使えなくなる
職場・学校アカウント組織側でログを保持・監査できるプロンプトと回答を基盤モデル学習に使わない管理者設定、保持方針、社内規程
個人向けの新旧アプリ、家庭向けMicrosoft 365、職場・学校アカウントでは、設定項目とデータ管理の説明が異なります。

2026年8月18日に個人向けCopilotの案内が変わった

Microsoftは、Web、デスクトップ、モバイル向けの新しいMicrosoft Copilotを2026年8月18日から提供しています。新しい版の現行プライバシー設定ページでは、メモリ、共有エクスペリエンス、チャット履歴、ウェブ検索、広告、Edgeからのブラウザデータ取り込みを管理対象として案内しています。

この現行ページには、更新前アプリにある「会話アクティビティをモデル学習に使うか」という切替手順は掲載されていません。設定の有無を新旧版で混同せず、現在の画面に表示される項目とMicrosoftの最新案内を確認してください。

一方、更新していない古いデスクトップ・モバイルアプリには旧版向けの案内が適用されます。旧版では会話アクティビティや音声会話をモデル学習へ使うか選べますが、Web版または更新済みアプリの説明と混ぜないようにしてください。

個人向けCopilotで確認する3つの設定

1. Copilot Memory

Copilot Memoryは、会話から好み、目的、よく行う作業などを記憶し、今後の回答を個人用に調整する機能です。Microsoft公式の手順では、Copilotへサインインし、「設定」→「個人用設定」→「保存済みメモリ」から管理します。

  • 特定のメモリだけを削除する
  • 「すべてのメモリを削除」でまとめて消す
  • 「保存済みメモリ」をオフにし、今後新しく記憶しないようにする

メモリ機能をオフにしただけでは、すでに保存されたメモリは自動削除されません。過去の内容も消したい場合は、保存済みメモリの削除を別に行います。

2. チャット履歴

個別の会話は、左側のチャット一覧で対象を選び、メニューから削除できます。履歴全体を削除または書き出す場合は、Microsoftアカウントのプライバシーダッシュボードを使います。

Microsoftの現行案内では、サインイン中のCopilotは直近18か月分のやり取りを会話履歴として保持します。保持期間の説明と、Copilotが回答を個人向けに調整する保存済みメモリは別の仕組みです。

  1. Microsoftアカウントのプライバシーダッシュボードへサインインする
  2. 「プライバシー」→「生産性を高める」→「Copilot」へ進む
  3. Copilotアプリの履歴、またはMicrosoft 365アプリの履歴を選ぶ
  4. すべて書き出すか、すべて削除する

履歴とメモリは別の仕組みです。履歴だけ、またはメモリだけを消して完了と考えず、残したくない情報がある場合は両方を確認してください。

3. ウェブ検索

新しい個人向けCopilotでは、「設定」→「個人用設定」→「詳細設定」からウェブ検索をオフにできます。ウェブ検索は公開情報を使って回答を新しくする機能であり、モデル学習の設定ではありません。オフにすると最新情報を使う回答が弱くなる場合があります。

削除する対象を間違えない

消したいもの操作場所注意点
1件のチャットCopilotのチャット一覧保存済みメモリは別に確認
個人向けCopilotの全履歴Microsoftアカウントのプライバシーダッシュボード対象がCopilotアプリかMicrosoft 365アプリか確認
保存済みメモリCopilotの設定→個人用設定機能をオフにするだけでは既存メモリは消えない
仕事・学校用のCopilot履歴職場・学校アカウントのMy Account完全な削除には時間がかかる場合がある
Copilotで編集して保存した文書WordやPowerPointなど元のファイル履歴削除では保存済みファイルの変更は元に戻らない
「Copilotの履歴を消す」と「Copilotが作った文書を消す」は別の操作です。

Microsoft 365 Personal・Family・Premiumの場合

家庭向けMicrosoft 365のWord、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteでCopilotを使う場合も、プロンプト、回答、ファイル内容は基盤モデルの学習に使われません。Copilotが参照するのは、作業中のファイルか、利用者が参照するよう指定した別のファイルです。

ただし、Microsoft 365アプリの「コンテンツを分析するエクスペリエンス」または「すべての接続エクスペリエンス」をオフにすると、Word、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNoteのCopilot機能を利用できなくなります。プライバシー設定だけを切り替える操作ではなく、ほかの接続機能にも影響する点を確認してください。

無料版とMicrosoft 365で使える場所やAIクレジットの違いは、Microsoft Copilot無料版とMicrosoft 365の比較で整理しています。Personal・Family・Premiumの料金を含む全体像は、Microsoft Copilot料金プラン比較を確認してください。

職場・学校アカウントでは管理者から見える

職場・学校のMicrosoft EntraアカウントでCopilot Chatを使うと、エンタープライズデータ保護が自動で適用されます。プロンプト、追加した業務内容、回答は基盤モデル学習に使われません。

一方で、プロンプト、Copilotが生成したBing検索クエリ、回答は記録されます。IT管理者はMicrosoftの検索・監査ツールを使って、そのログを確認できます。仕事用Copilotは「モデル学習に使われない」ものの、勤務先から見えない私的なチャットではありません。

業務用履歴を削除する場合は、職場・学校アカウントのMy Accountで「データとプライバシー」→「データ オプション」→「Copilotアクティビティ履歴」へ進みます。削除要求が完全に反映されるまで時間がかかる場合があり、Copilotで編集後に保存したWordやPowerPointの内容は履歴削除では消えません。

入力前に避けるべき情報

基盤モデル学習に使われない環境でも、サービス提供のための処理、履歴、セキュリティ対応、組織の監査は残ります。次の情報は、必要性と利用権限を確認できない限り入力しない方が安全です。

  • パスワード、秘密鍵、認証コード
  • 本人確認書類、決済情報、医療情報
  • 顧客名簿、未公開の契約・人事情報
  • 社外共有を許可されていない文書やソースコード
  • 第三者の個人情報や著作物で、処理する権限が不明なもの

仕事では、個人向けアカウントへ業務データを移さず、会社が許可したアカウント、保持方針、秘密度区分、共有ルールを優先してください。

迷ったときの確認順

  1. サインインしているアカウント:個人用か、職場・学校用か
  2. 使っている場所:新しいCopilotアプリか、Microsoft 365アプリか
  3. 残したくない対象:チャット履歴か、保存済みメモリか、元のファイルか
  4. 組織の管理:IT管理者の監査、保持方針、社内規程があるか
  5. 入力の必要性:機密情報を渡さずに目的を達成できないか

公式情報

まとめ

Copilotの保存済みメモリは「設定」→「個人用設定」から管理し、チャット履歴は会話一覧またはMicrosoftアカウントのプライバシーダッシュボードから削除します。現行案内では会話履歴は直近18か月保持されます。

更新前アプリの学習設定、新しい個人向けCopilotのメモリ・履歴、Microsoft 365の元ファイル、職場・学校アカウントの監査ログは別です。まずアカウントと利用場所を確認し、残したくない対象ごとに削除・設定変更を行ってください。

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